子供のオンライン英会話で
よく使われている英語教材の
『Let’s Go』が気になる!
どういう内容なの?
現在、小学生と幼稚園児で
実際に使っている我が家が
使い心地をレビューします!
子供向けのオンライン英会話を調べていると
その教材の種類の多さにビックリしますよね。
オリジナルの教材を使う英会話がある一方で
市販でも買えるLet’s Goのテキストは
多くの子供オンライン英会話で採用されています。
このブログ記事ではLet’s Goのテキスト内容、
使い方、レベル、4thと5thの違い、
実際に子供が使って感じたことを口コミしています。
私は中学と高校の英語教員でしたが
英語学習の視点から優れていると感じた点を
詳しく解説しています。
Let’s Goのテキストを買おうか迷っている方や
子供オンライン英会話でのLet’s Goの
使用感が知りたい方は参考までにご覧ください。
- Let’s Goの内容
- Let’s Goの進め方
- Let’s Goのレベル
- 4th editionと5th editionの違い
- 子供が実際にLet’s Goを使って感じた良い点・悪い点
- Let’s Goを採用している子供オンライン英会話
Let’s Goのテキスト教材はどんな内容?
Let’s Go(レッツゴー)シリーズは
未就園児から中学生までの幅広い子供に対応したテキストで
世界150カ国で使われています。
子供向けのオンライン英会話でも
一番多く選ばれてます。
Let’s Go(レッツゴー)5th edition
発行元 | Oxford University Press |
出版年 | 第5版 2018/5/10 |
著者 | Nakata Ritsuko、Karen Frazier、Barbara Hoskins、Carolyn Graham |
Let’s Goのテキストはイギリスの
オックスフォードプレス社が出版しています。
1990年に初版が出た後も改良を重ね
最新版の第5版が2018年に発行されました。
テキストの対象年齢は5歳から13歳で
英語学習の4技能を網羅しています。
Let’s Goのテキストはイラストが豊富で
全巻通じて同じキャラクターなので
小さな子でも親しみやすいです。
デジタル版のカタログはOxford University Pressの
日本語HPから見ることができます。
→Oxford University Press HP 『Let’s Go』カタログ
Let’s Goのテキスト教材の内容
Let’s Goの学習内容は初歩的なものから
中学3年生で習う内容まで網羅してあります。
Let’s Go Begin1、2は初めて
英語に触れる子向けで
Let’s Go 1〜6は英語に少し慣れた
小学生から中学生向けです。
- Let’s Go Begin 1、2
挨拶や質問の仕方、好きや嫌いの言い方、数字や形、色 - Let’s Go 1
自己紹介、人の紹介、単数形と複数形 - Let’s Go 2
時間、3人称、3単現のs、現在進行形 - Let’s Go 3
現在形と過去形、When/Where/Who/Whose/What/Whichを使った文 - Let’s Go 4
未来形、初歩的な比較級や最上級、自分の意見を伝える - Let’s Go 5
未来形、比較級や最上級、相手に意見を聞いて理解する - Let’s Go 6
現在完了形、5W1H、条件の提示(もしも〜なら)
学習内容は挨拶の仕方から始まり
最終巻では現在完了形まであります。
Let’s Goのテキスト教材の使い方
Let’s Goのテキストは5つのセクションで構成されています。
Let’s Goのテキストの進め方
リピートやロールプレイ、リスニング、歌など
キーワードとなる単語の確認とパターンプラクティス
Let’s learnと同じような流れ
文を作ったり口頭質問があったりと
少しだけレベルが上がる
フォニックス(phonics)読みの確認とチャンツ(歌)
文章を読んで内容を理解し質問に答える
ユニットの確認
リスニングはもちろん、リーディングや
簡単なライティングもあり
1冊あたり8ユニットで全75ページあります。
※Let’s Go begin 1のみ61ページ
最後のReviewのページに向けて
学習事項が積み重なっているので
ページを飛ばさずに順番に学習する
ことをおすすめします。
Let’s Goのテキスト教材のレベルは?
Let’s Goのテキストは英語学習の初級から
中級レベルを対象としています。
英検のレベルと比較してみると以下の通りです。
Let’s Goと英検の目安
Let’s Goのテキスト | 英検レベルの目安 |
Let’s Go Begin 1 | ー |
Let’s Go Begin 2 | ー |
Let’s Go 1 | 英検Jr. BRONZE(ジュニア・ブロンズ) |
Let’s Go 2 | 英検Jr. SILVER(ジュニア・シルバー) |
Let’s Go 3 | 英検Jr. GOLD(ジュニア・ゴールド) |
Let’s Go 4 | 英検5級 |
Let’s Go 5 | 英検4級 |
Let’s Go 6 | 英検3級 |
あくまで目安なのでLet’s Goを学習していれば
必ず英検に合格するというわけではありません
子供のレベルがどこかわからないという方は
子供向けのオンライン英会話の無料体験などで
レベルチェックを受けることができるので
活用してみてくださいね。
Let’s Goの4th editionと5th editionの違いは?
Let’s Goには4th edition(第4版)と
5th edition(第5版)があります。
大きな違いは以下の2点です。
- 5th editionでは一番易しいレベルの
Let’s Go Beginが2冊になった - 5th editionではCDが付かなくなった
5th editionではLet’s Go Beginの
テキストが2冊になったことで
よりスモールステップで細かいフォローが
期待できるようになりました。
5th editionではCDが無くなりましたが
代わりにOxford Univresity PressのHPから
聞くことができます。
音源はダウンロードすることもできます。
オンライン英会話によって4thと5thの
どちらかを採用しているのか異なるので
受講前にチェックする必要があります。
(本記事の最後に一覧で載せています)
子供がLet‘s Goのテキスト教材を使った感想
我が家は小学1年生の娘と幼稚園年中の息子が
ネイティブキャンプでLet‘s Goのテキストを使っています。
ネイティブキャンプは毎日レッスンが可能なので
子供たちは毎日1レッスンしています。
幼稚園児の息子はLet’s Go3から
小学1年生の娘はLet’s Go4から
スタートしました。
Let’s Goのテキストを使って
感じたことは以下の5点です。
- 自然な英語が使われている
- ロールプレイが必ず入っている
- 歌がチャンツになっている
- 学習サポートが充実している
- Let‘s Goだけでは英語を全て網羅できない
ひとつひとつ順番に見ていきますね。
自然な英語が使われている
Let’s GoのテキストがESL向けなので
英語が母国語でない日本人向けに
論理的にわかりやすく作られています。
日常会話でよく使われる表現がたくさんあります。
例えばLet‘s Go3のUnit1のとある場面。
友達にお菓子を渡した時の一言で
Help yourself という言葉があります。
『自由にどうぞ』という意味ですが
日本の教科書ではこのような表現は見られません。
自然な英語が使われていることで子供たちは実生活で使える
生きた表現を学ぶことができます。
ロールプレイが必ず入っている
ユニットの最初でロールプレイが入っています。
CDでリスニングして、先生の言葉をリピートして、
ロールプレイで実践。
この流れが非常にスムーズです。
読めない言葉はリピート時に先生が確認して
子供が自信を持ってからロールプレイするので
子供は『自分は英語を話せている!』という
自信をつけることができます。
実際にはテキストを読んでいるにせよ
子供の発言を促すという点でとても有効です。
また、ロールプレイを最初の場面ですることで
恥ずかしがり屋な子にとっても緊張をほぐし
自然な雰囲気でレッスンを進めることができます。
歌がチャンツになっている
Listen and Singの場面では毎レッスンごとに
新しい歌が出てきます。
歌詞を読む→音源を聞く→音源に合わせて歌うという
流れなのですが、『初見で歌ってね!』と
言われても普通はできません。
特に恥ずかしがり屋な小1の娘は自信のなさからか
最初はポソポソと小さな声で歌っていました。
これは難しいかな…としばらく様子を見ていたら
数週間後にはすっかり歌えるようになっていました。
これは歌がチャンツになっていることが関係しています。
Let’s Goの歌はジャズチャンツの発起人である
キャロリン・グラハムさんが担当しています。
英語をリズムに合わせて発声することで自然な発音や
イントネーションを身につけることができます。
学習サポートが充実している
Let’s Goの教材は学習サポートが充実しています。
中でも私が最も素晴らしいと感じたのは
Let’s Goのホームページです。
Let’s GoのHPではCD音源やビデオを
無料でダウンロードすることができます。
5th editionではCDがなくなりましたが
オンラインで聞けたりダウンロードしたものを
聞けたりするのでこれで十分です。
音源はもちろん、ユニットごとの動画や
ワードのまとめもあります。
キーワードとなる単語を使った神経衰弱や
シューティングゲームなどもあります。
テキストを持っていなくても公式HPから
見ることができます。
→Let’s Go 5th edition HP(Oxford University Press)
その他にも別売りでワークブックもあるので
子供の理解度を深めてくれるのに役立ちます。
Let‘s Goだけでは英語学習の全てを網羅できない
とても優れた教材のLet’s Goですが
一点だけ欠点を挙げるとするならば
テキストだけでは全ての英語学習を網羅しているわけではない
ということです。
当たり前といえば当たり前ですが
テキストにはある程度の『型』があります。
その型に慣れて表現を学ぶことはもちろん大切ですが
それだけではフリートークで自分の意見を述べたり
先生の高度な質問には答えることができません。
Let’s Go 6まで学習したあと次はどうしよう?と
立ち尽くしてしまいます。
あくまでLet’s Goのテキストはサブ的に使い
オンライン英会話でフリートークをしたり
ライティングで自分の考えを書く練習をしたり
多読で新しい単語や表現に触れたりする
必要があると感じています。
教科書の内容が全てではないのは
日本の英語教育を受けた方なら
痛感していますよね。
ご家庭でテキストを買って学習するのもいいですが
子供向けのオンライン英会話を利用できたら
さらにお子さんの英語力が伸びるのではないかと思います。
Let’s Goの内容・レベル・進め方まとめ
・内容はアルファベットから中3の現在完了形くらいまで
・レベルはLet’s Go 6で英検3級相当
・進め方は5つのセクションで順に流れを掴む
・5th editionからはLet’s Go Beginが2冊になる
CDはないがHPで聴ける
Let’s Goを選んでいる子供オンライン英会話は?
ここまでLet’s Goのテキストを見てきましたが
実際にLet’s Goを使っている子供向けの
オンライン英会話は全部で6社あります。
(4th editionと5th editionで分けてみました。)
公式HP | バージョン | 特徴 | 無料体験 |
ハッチリンクジュニア | 4th edition | 月4回3,036円〜 フィリピン人と日本人 | 2回 |
イングリッシュベル | 4th edition | 月5回3,861円〜 フィリピン人講師 | 2回 |
リップルキッズパーク | 5th edition | 週1回コース3,122円〜 兄弟受講可、英検あり | 2回 |
ハナソキッズ | 5th edition | 週1回コース3,080円〜 週コースと月コースあり | 2回 |
DMM英会話 | 5th edition (無料) | 毎日1レッスンでひと月6,480円〜 ビギナーはレベルが3段階 | 3回 |
ネイティブキャンプ | 5th edition (無料) | 多国籍講師で定額制 月6,480円 毎日レッスン受け放題 | 7日間 |
一般的にテキストは別料金かかることが多いですが
ネイティブキャンプとDMM英会話はテキスト代無料で
受講することができます。
一度受講したページはいつでも
閲覧可能になります。(音源も視聴可)
現在、我が家はネイティブキャンプで
幼稚園年中の息子がLet’s Goの教材を使っています。
(小学1年生のお姉ちゃんは全部終わってしまいました)
あまり知られていませんが、ネイティブキャンプは
リスニングとリーディングの教材も無料で使えます。
詳しい体験談はこちらに載せているので
興味のある方は合わせてご覧ください。